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フェリカテクニカルアカデミー

インクリメントの前置と後置

インクリメント演算子とデクリメント演算子にはそれぞれ前置と後置の二種類が用意されています。
インクリメント演算子の前置きと後置きは次のようになります。

前置:  ++変数
後置:  変数++


前置であっても後置であってもインクリメント演算子は対象の変数の値を1だけ増加させ、デクリメント演算子の場合は対象の変数の値を1だけ減少させることに違いはありませんが、使い方によって得られる値が変わる事があります。




このような使い方の場合、インクリメントが前置であっても後置であっても同じ結果となります。

前置の場合

var a = 10;

++a;

document.write(a); 

後置の場合

var a = 10;

a++;

document.write(a); 



しかし、このような使い方の場合、インクリメントが前置であるか、後置であるかで異なる結果となります。

前置の場合

var a = 10;

b = ++a;

document.write(b);

後置の場合

var a = 10;

b = a++;

document.write(b); 

前置の場合、aの値がbに代入される前にインクリメントが適用される為、bの値は「b = a + 1 」になります。
後置の場合、aの値がbに代入された後にインクリメントが適用される為、bの値は「b = a 」になります。